本を出版することになったいきさつ①


Q:チャチャさんはどのようないきさつで、本を出版する運びになったのでしょうか?

2009年サドベリー・バレー・スクール研修ツアー

ご質問をいただきました。

”自身のやりたいことの一つの表現として、本という形で役立てたいという気持ちが以前からありました。しかし出版社とどのように関わるかということがずっと白紙の状態でした。

そこで質問なのですが、
チャチャさんは、どのようにしてナチュラルスピリットさんという出版社と繋がったのか、教えていただきたいと思いました。

書いた原稿などを出版社に送ったり、売り込みなどをして繋がったのでしょうか?

身近な方で出版されている方の、ご経験を参考にしたいと思い連絡させていただきました。”

あまりにも膨大な量の「いきさつ」が思い出されて、なかなかお返事できなかったのですが、お返事を書き始めました。

まず、書き始めに、出版ということがとても多様で身近になっていると思います。出版社さんとお付き合いすると思うとなかなかイメージがつかないかもしれませんけれど、中心にある思いは、「伝えたいことがある」ということなんだと思うんです。

伝えたいことが伝えられること、情報がそれを受け取ってくれた人の役に立って、その人の暮らしを楽にしてくれるところをゴールに置いたら、表現の選択肢は多様にあるんです。

書くことよりも話すことの方が得意な人もいると思います。話しているところを録音してテープ起こしすることができます。話している姿を動画にとって、YouTubeでアップすることができます。

私のスタートはいつも、「これ、〇〇さんとシェアしたい。きっと喜んでもらえるわ(⋈◍>◡<◍)。✧♡」ということで、美味しい素敵なレストランを見つけてお勧めする時のような気持ちなわけです。

頭の中に情報がいっぱいになって、書いて出さないと、他のことが入る隙間がなくて、何も手につかなくなって、周囲に怒られてもそればかりするんです。頭の中が文字でひしめいて、書くことしかない時間が生まれます。頭の中で本が完成して、書くという作業が流れ出すと、頭の上の方でぽっかりと大きな穴があいて、そこからエネルギーと情報が流れ込んでくるのです。フローとは、あれのことだと思っています。そして私は、逆にフロー状態を作りだすことで、今これを書いています。いただいた質問にお答えするためです。

原稿が生まれます。届けたい友人たちの顔が浮かびます。
縦横ページを整えて、おまけのプレゼントを選ぶように写真やイラストを挿入します。
そしてまたページを整えて、ラッピングをかけるように表紙や印刷する紙を選びます。

自分のできるところでまずは完成するのです。

そうして最初に完成したものが、『日本で、サドベリー~教育もステキに選びたい~』の原稿でした。届けたいと思った友人に送りました。ここまで、何人かの友達と、その友達のような誰か、大体100人くらいに喜んでもらえることしか想像していません。

けれど生まれ落ちた原稿というものは、一人で歩き始めるのです。

原稿を読んでくれた友人の一人が「これはちゃんと製本した方がいいよ」と言いました。キネシオロジーで私の体に聞いてくれて、印刷はいっぺんにではないとしても「900冊」。それだけのモチベーションが私にあるというのが、私の体の答えでした。

私は印刷会社を探し、デザイナーやイラストレーターさんと印刷用の原稿を完成させました。自分で印刷代他諸費用を出して自費出版しました。2010年のことです。今はさらに簡単に、安価に自分で小冊子を作ることができます。「この情報が必要としている人に届きますように」という願いの実現ためには、本という形にする必要すらないのかもしれません。

そうして生まれた最初の自費出版の本は、本田健さんや天外伺朗さんとのご縁を深めてくれました。大学のゼミや図書館においていただいたり、卒論の参考図書にもなりました。7年の月日をかけて、HPの情報や口コミで900冊全てが旅立っていきました。その間にご縁ができた人たちや、その内容に感謝してくれた人たちが、私の仕事や生活を助けてくれることもありました。私は自費出版を通して、心で繋がる友人を何人も得たんです。(②へ続く